2013年6月4日火曜日

組織づくりをサポートしながら

仕事の関係で、組織づくりの手伝いをしております。

いわゆる「まちづくり」を目的とした組織です。

しかし、思いや方向性はある程度共有しているはずのメンツで集まっていても、組織化という段階になると話は一歩難しくなりますね。


その原因てなんだろう?って考えるといくつかあるんですね。

  • 組織としての動きに対するコミットメント
  • 一匹狼タイプの集まり
  • 舞台回しがいない/足りない

組織としての動きに対するコミットメント

これは組織の理念とかヴィジョンとかコンセプトとか、そういった目に見えないけど自分たちの背骨になるような部分をいまひとつ重要に捉えられないということ。
重要なのはわかるけど、それよりやるべきことがある、ということでスポイルされてしまう部分。

なので、複数回に渡り丁寧に議論を積み重ねたり、声をかける先を熟慮することが必要なのに、十分な会議を行えない、声かけも思いつきだったりするケースが出てきます。

自分たちが作ろうとしている組織の目的は何か、最後の最後でギリギリの判断をする時の拠り所、基準となる理念やコンセプトが何なのか、そういった部分に対するコミットメントが足りないんですね。


一匹狼タイプの集まり

コミットメントと深い関係にありますが、一匹狼タイプを集合させるとどうしても「連携」がスポイルされます。そこがうまく行っても、今度は組織の中で内向きの文化が醸成されます。
まちづくりを目的としているなら、本来なら組織外への働きかけがきわめて重要な位置づけになるのですが、一匹狼タイプの集まりだとそこがうまくいきません。
調整役が2人は必要でしょうね。

おれはこう思う、私はこうだと認識している、それは無理だ、時期尚早だ、こうしてくれ、ああしてくれ

いろんな意見が出てくるんだけど、現実的でなかったり、あまりにも先を見過ぎた心配や希望だったりです。


舞台回しがいない/足りない

これはもう事務局体制が作れていないということ。
昨年度、この点について意見が対立した人がいたんですけど、自分としては組織つくるなら少なくとも事務局の人間を用意しないと、組織が続かないどころか最初の動き出しさえ難しいという話をした。
それに対して、対立意見は。
まあ、やれる範囲でやってみればいいと思う。無理に事務局を用意する必要はない。というもの。
言ってることはわかる。
いつまでも自分たちが事務局の代替をできるわけじゃないから、やれる範囲でやってもらいたいという思いは理解する。
でも、そうしたら確実に半年から1年程度で、せっかく生まれたうねりは消えます。


ほかにもあると思いますが、現時点で思いついたのがこの3点かな。

いずれも相互に関連しているんですよ。

一匹狼タイプが「組織」にどれだけコミットメントできるのか。
一匹狼タイプばかりじゃなく、調整役を事務局に配置できるのか。
事務局は組織にコミットメントしきれているのか。


あとは、何だかんだと組織化に向けて動いていき、事業計画や規約、定款など具体化し始めると一気に現実感を増して、焦燥感を生むというものもありますね。

それに伴走しながら、走り抜けたいと思います。

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