2013年9月29日日曜日

迷宮のreplicant|CHAGE and ASKA

CHAGE and ASKAの楽曲には、シングルで発表されないアルバムのみ収録曲にも大変な名曲が数多く存在している。

今回紹介する『迷宮のreplicant』もそのひとつ。
個人的には、この他にも『砂時計のくびれた場所』や『明け方の君』『風のライオン』などなどたくさん紹介したい。


出だしから、静かな、不穏な、どこか寂しげなメロディーが聞こえてくるこの曲は、歌詞もやはり寂しい。
「空虚」とは違うが、どこか儚い存在を歌った曲。

この曲を聞くと、タイトルの影響もありどうしても『ブレードランナー』を思い出す。
あの映画に出てきたレプリカントたち、とくにルトガー・ハウアーが演じたリーダー、ロイの悲しくも寂しい独白を。
俺は、お前ら人間には信じられぬものを見てきた。
オリオン座の近くで燃えた宇宙船やタンホイザー・ゲートのオーロラ
そういう思い出もやがて消える。
時が来れば・・涙のように・・雨のように・・その時が来た・・・・・

自分にとって、この『迷宮のreplicant』と『ブレードランナー』は兄弟、裏表の関係のような、そんな存在となっている。


2013年9月28日土曜日

月が近づけば少しはましだろう|ASKA

ASKAの歌唱力そのものと、生きることの困難さとそれでも前を向いて歩くことの大切さを知ることができるいい映像がありました。

『月が近づけば少しはましだろう』


身体を時によじり、大きく反らせてマイクから離れながらも、その圧倒的な声量はその場にいない、映像をとおした自分にも届いてくる。

本当にASKAの歌は心に届く。
この曲が発表された当時はまだ若く(幼く)、歌詞の意味やそこに込められた思いなどはわからないことが多かった。
でも、もう20年近くファンを続けながら年を取ってきた自分も、いろんな経験をしてきた。
その中では、当然に傷つくこともあったし、本当は望んでいなくても人を深く傷つけたこともある。それで憎まれていてもおかしくはない。

でも、そういう事情は当人同士しか結局のところ理解できない……のだが、第三者が知ったふうな顔で何かを言おうとする。

一般人でさえこうなのだから、ASKAはそういうことが多かったのだろう。実際、マスコミを一時嫌っていたことは書籍にもあったし。
言葉とは、それほど相手を傷つけてしまうものだ。

傷つけ、傷つけられ、少し弱くなるけど、少し寝てしまおう。寝て、起きればまた少しリセットできて、ちょっとだけ回復しているはず。

自分も、弱くなったときには寝ることでやり過ごしてきたことが多い。どれだけ辛い状況でも寝て起きると、ほんの少しだけ気が和らぐ。そう。月が出る夜になれば、少しはましなんだ。気分も落ち着くんだ。

報道を否定したASKAを信じる

すでに昨日のことになりますが、ASKAが公式に薬物使用について否定しました。

以前にこちら(あこがれの人、ASKAへ)の記事で、疑問や不安について書きました。


今回の公式の否定が、前のポストで書いた疑問に応えているわけではないですが、ASKAが「違う」というのなら、それを信じたいと思います。


PRIDE

思うようには行かないもんだな つぶやきながら階段をのぼる

CHAGE and ASKAを知り、ファンになって20年近く経つ。
楽曲や詩集、書籍、コンサートなどを通じて、いちファンとしてASKA(飛鳥涼)という人をつぶさに見てきた。

それらを通じてASKAの為人を知ってきたつもり。
もちろん、それが全てではないことも承知している。

だから、不安はあるけど、信じる。そこには論理性も何もありません。ASKAだから信じる。


上で紹介したのはCHAGE and ASKAの名曲『PRIDE』。これだけの歌をうたえる人がいますか。


一方で、ASKAのソロ曲として『晴天を誉めるなら夕暮れを待て』という曲がある。これは、忘れもしない、95年の元日に発売された曲。

まあ、そんな曲のプロフィールはここでは置いといて。

ASKAの人生も後半に入り、「あぁ、ここまでがんばってきた」と褒めるのではなく、やはり最期のその時まで走り抜ける、そんな曲のようなASKAでいてほしいと思う。

自分の記憶では、10年近くツアーに参加していないけど、それでも一番好きなアーティスト、一番影響を受けたアーティスト、もっとも才能のあるアーティストだと思っている。

2013年9月25日水曜日

もっとずっと一緒に居たかった/ROCKエロティック|Berryz工房

Berryz工房の新曲、両A面シングル『もっとずっと一緒に居たかった/ROCKエロティック』が10月2日に発売されます。

この新曲は、YouTubeですでにMVを見ることができるのですが、このMVは見れば見るほど好きになってきます。

『もっとずっと一緒に居たかった』は、ダンスが印象的な振り付け、お人形さんのような振り付けです。そういえば、9月9日の℃-ute武道館初日で登場したベリが歌ったのも、こちらの曲ですね。

イチオシのキャプこと佐紀ちゃんもかわいくていい。特に3:23くらいからの、キャプのゆっくりとした手の動きは洗練されていて、色っぽい。
キャプの場合、洗練されたダンスがひとつ特徴ですけど、歌声も他のメンバーにはないセクシーな印象を与えるややハスキーな声がいいですね。

特徴ある声だとメインを張ってガシガシ歌う、という位置にはなかなか向かないかもしれませんけど、一曲の中でのアクセントとしては重要だと思います。
これは、℃-uteの方でも考えてたことなんですけどね。なっきぃとかまいまいとか、声に特徴ある場合、まるまるメイン、という位置づけはやはり現状では難しいかな、と。
(アルバム曲なら一曲まるまるメインとかありだと思います。それはアルバムがひとつの作品だから、そういう曲がアルバムの中でのアクセントになるんですね。)

個人的には、こちらの曲の方が好みです。打ち込み系?の音と、ダンスがよくあっています。





続いて、『ROCKエロティック』ですが、こちらは聞けば聞くほど耳に馴染んでくる曲。
第一印象は「それほどよくはないかなー」という印象でしたが、男装×ゴスというMVの映像もあってか、じわりじわりと印象が良くなっています。

とりあえず目につくのは、上背のある3名(熊井ちゃん、まあさ、ちぃ)の男装の決まり具合です。むちゃくちゃかっこいいですよ。特に熊井ちゃんは半端ないです。
ただ、まあさはもう少し痩せてるとさらに似合ってると思いますけどね。

ゴスチームだと、やはりキャプですかねー。かわいいです。あと梨沙子はうさみみしてるんですけど、これも見慣れてくるといいんですね。
♪ROCKエロティック~ のパートではエアギターの振り付けからの、、、特に3:45からのキャプの動きに注目!

最後にはももちの見せ場もあり、こちらもやはり良曲。




正直、この前のシングル『ゴールデンチャイナタウン』では不安を覚えたので、この路線はいいなと思います。その前の『アジアンセレブレイション』はいい感じだったので、少し戻した感じ?

2013年9月24日火曜日

GS難民対策に関する調査概要について説明

9月24日。
今日は会議出席のために出張。

こちらの役目は、事例紹介と調査概要の説明。

予定していた時間を若干オーバーしてしまい、参加者からはお叱りをいただいた。

たしかに、延長したのは良くなかったなー。


その後のワークショップは外から見てたけど、うーん。ああいうやり方もあるのね、という感じ。

ファシリテーターはそこそこ有名な人なんだけど、思ったより放任な感じで新鮮だった。


さて。
調査概要を説明して大きな反対意見はなかったので、このまま行けるだろう。
あとは調査票をしっかりと仕上げて、調査員との目線合わせをしっかりできれば。

2013年9月22日日曜日

ペンキ塗り

この3,4日はペンキ作業を仕事の合間にしてました。

いかんせん、こういう作業は初めてに近いので、練習がてら適当に普段使いの小物を塗ったり、切れっ端を買ってきて塗って工作したり。

色を考えるという作業も、ただ塗るという作業も普段とは違う作業なので、いい気分転換ですね。

ガソリンスタンドを住民で経営することの意味

従来のガソリンスタンドが閉鎖して、住民組織が経営を引き継いだケースをいくつか調べてみると、何が大事なのかが見えてきます。

まず、住民組織が経営を引き継いだ場合、燃料単価は得てして上がります。それは、仕入れコストが新たにかかるようになったり、従来の経営体が用意していた値引きサービスが適用されなくなったり、などなどです。

そうすると、住民経営GSは、数円高くなっても地域の人に買い続けてもらわなければならない。
さらに、これまで他所でガソリンを入れていたユーザーを獲得していく必要が出てくるわけです。

そんなこと、本当にできるの?

それが大きな疑問になるのですが、その一つの要は、住民経営の経営陣だけでなく、そこに住まう人々にどれくらい当事者意識を持ってもらえるようにするか

先行して住民経営に取り組んでいるいくつかの事例では、そのひとつの解答として、「住民出資」に取り組んでいます。

有名な川根振興協議会(広島県安芸高田市)の「油屋」「万屋」も、大宮産業(高知県四万十市)もそうです。

これら地域では、住民経営になった後も売上は減らず、維持や上昇したりしているようです。

「自分たちの会社、自分たちのガソリンスタンドなんだから、自分たちが使わなければ」

そういう意識が働き、使ってもらえるのでしょう。

経営を引き継いだ時、その後の経営を続けていくためには、住民自身が出資(額の多寡は問わず)してでも続けてほしい、という意識がなければ厳しいでしょう。

では、住民サイドの意識が高まればそれでいいのか、というとそうではないのですね。
もう少し正確に言えば、住民の意識どうこう言う前に、引き継ぐかどうかを判断する経営陣の意識がどうか、がきわめて重要であると思います。

住民に買い支えてもらう、住民の中から新たな顧客を生み出していく。
その第一歩が、住民出資を募ることだと思うのですが、これには想像を超える心身の負担があると思います。

  • なぜ経営を引き継ぐのか
  • なぜ住民にまで出資を求めるのか
  • 出資した金は払戻したり、保証されるのか
といった疑問に答えられるように意識と問題点を、経営陣で共有しておく必要があり、そのすり合わせがまず大変。
そして、出資を募る以上、一箇所に集まっての説明会もですが、戸別に歩いて説明と協力依頼が求められます。
戸別に説明に上がる、その労を厭えば、「本気で引き継ぐ気があるのか?」と疑う人も出てくるでしょう。
本来なら「引き継がなければ」と思うだけでもすごいことなのですが、得てしてこうした問題のすり替えというか、他人事のような意識は働きます。これはもう仕方ありません。そういう人たちにも、丁寧に対応していくことが必要なのです。

そうした心身の負担に耐えて説明し、理解と協力を得る取り組みを忍耐強くできるのか。
そういう意味で、経営陣(候補)の意識がきわめて重要であると考えるわけです。

川根も大宮産業も、その他の先行して住民組織で経営に取り組んでいる地域には、そのような問題意識と負担を乗り越えた人びとがいるんですね。
それがかけがえのない経営資産であるし、今後10~20年後を考えると次の人材が育っているのか?という不安も感じざるを得ないですね。
大宮産業には若い次世代候補がいらっしゃるようです。


ガソリン難民ではなく、買い物難民の話ですが、下で紹介している本は参考にしています。


「買い物難民」をなくせ!  消える商店街、孤立する高齢者 (中公新書ラクレ)
杉田 聡
中央公論新社
売り上げランキング: 143,437


2013年9月20日金曜日

家の中にスズメバチの巣という恐怖

仕事が立てこんでて、若干ばたついているここ最近です。

とは言え、仕事ばかりでは息が詰まるので、気分転換に畑作業をしたり、仕事部屋の小道具をペイントしてみたり、そんなことをやってます。

ところで、9月に入ってからやけに家の中でスズメバチを見るな~と思っていたんですけど。
よくよく見ると家の中に巣が……。

おい…マジかよ……。


写真は撮らなかったんですが、まあ天井を綺麗に丸く繰り抜いたっぽくて、そこからスズメバチの巣の下3分の1くらいが出てましたよ。。


そりゃあ、家の中でスズメバチ見るよね、、と変に納得。

で、地域の人に相談したら「取っちゃるよ」と言っていただいたので、今夜取ってもらいました。


業者に頼めば、ある意味金払うんで気が楽なんだろうけど、善意で対応してもらってるので無事に作業が済むまでは「怪我だけしないで!」とハラハラしながら隣室で待機。

来ないと思ってた隣室にも4匹程度侵入してきたので、予備のスプレーで対応して事なきを得たわけです。

30分ほどで巣は綺麗に片付けられ、スズメバチたちもほぼ全滅っぽい。


しかし、家の中にスズメバチの巣、というのは初めての体験でした。


ところで、スズメバチってよくよく見るとフォルムとしては最高にかっこいいですね。
あのクビレといい、強力な顎といい、針といい。そうそう、針もジックリ見たのは初めてなんですけど、ものすごく細いんですね。驚きました。

これから11月くらいまでヤツら、活発になりますので、十分にお気をつけ下さい。

2013年9月15日日曜日

サービスステーション過疎地(ガソリン難民)の基礎

久しぶりに仕事関係を整理する。

現在、中山間地域を中心にガソリンスタンドの閉鎖が相次いでいますが、この動きを加速させたのは、40年以上経過する地下タンクは今年の2月までに改修することが義務付けられたため。
ただでさえ人口が減り、ニーズが低下し、厳しい経営状況のなか維持してきた経営者にとって、今後先細りが見えているのに、新規でタンク改修という投資はできない。

それが閉鎖を加速させたのだと思うけど、そうなると残された住民はたとえば15分、20分の片道をガソリンを入れるために移動しなければならなくなる。往復で30~40分です。
そう、これがガソリン難民というものです。

ガソリン難民(Google検索結果)

このあたりの事情を概観できる書籍がないものかと最近小さな本屋を探してみるんだけど、ほとんどない。

なので、ここのブログで状況を整理しておこうと思ったのが理由。

さしあたって抑えておきたいのは、燃料業界の仕組みや、閉鎖が相次いでいる理由(再確認)、新たな経営手段としての「住民経営」の事例などか。


燃料業界の仕組み

これについては、今日図書館に行ってそれらしい本をさくっと読んできた。
日本には石油メジャーがないということ、元売りは5社に集約されていること、JAはガソリン販売のめんでは新興勢力であること、などが書かれていた。

これだけだと現場(GS,SS)の事情などがよくわからないので、Webで情報を漁ってみた。

すると、現在の閉鎖問題の根本はタンク改修の法的規制ではない、と指摘するブログがありました。

誰にとっての適正価格?(masumiノート)

補助金の元は血税です(masumiノート)


上記リンク先では、
気やガスと同じエネルギーである燃料
ライフラインである燃料
そんな商品であるガソリンや灯油に、同じ地域でありながら(税金を省けば商品自体80円ほどのものなのに)販売店によって10円以上もの価格差があるというのは絶対におかしな事なんです。
という記述があります。

さらに
ガソリンスタンド過疎地問題、灯油難民問題は、地下タンクの法規制の問題ではありません。
全ては仕切り格差が問題なのです。
ともあります。

なかなかこれ以上深い情報が得られなくて苦戦しているんですけど、推測するに、販売店の系列の元売りによって価格差が生じていて、それが同一地域内でもかなりの価格差につながっている、ということでしょうか。

ただ、現時点ではこの価格差と同程度に地下タンク改修の法規制は大きな影響を与えていると感じます。
ニーズの減少、自動車業界の技術向上、電気自動車の登場さらには仕切り格差によるジリ貧感はあるのかもしれませんが、そこに止めとなったのが、今回の法的規制だろうと。

いずれにしても、簡単な問題ではないような印象です。


元売りが規制緩和により小売に進出。巨大資本を背景に安値店舗を続々進出させ、昔からの個人店は巨大資本に対抗できず、そこに地下タンク改修の法的規制によるトドメ、でしょうか。


閉鎖が相次いでいる理由

これは、いま上に書いたように1)地下タンク改修にかかわる法的規制 2)仕切り格差 3)ニーズ/市場の縮小 という感じでしょうか。

1)および2)については上で書いたので、3)について。

ニーズ/市場の縮小

ニーズ/市場とは、当該店舗における商圏内人口(自動車等運転可能な人口)の動態や、自動車そのものの燃費向上(ハイブリッド車など)、電気自動車の普及と技術向上などがあると考えられます。

人口動態については、中山間地域では人口減少が進行しておりこれはもう少し続いて、低いラインで安定すると思われます。
よって、市場は今後も継続的な縮小傾向が予測されます。また、残る住民の人口構成も高齢化し、70代や80代になれば運転も控えることになると思いますので、さらにニーズは減ることになります。

軽油や灯油ニーズも、どうだろうか。灯油は主に冬季利用メインとなりますが、これは案外維持されるかもしれません。
というのも、中山間地域においては、人口減少のペースほど「世帯減」のペースは高くないことが多いためです。
そして、灯油の利用は個人ではなく世帯利用ですので、ガソリンほど極端ではないかもしれません。ただ、世帯あたり人口は減るし、世帯自体も減ることはほぼ間違いないので、厳しいと思われます。
ただ、ディーゼル車の見直しが一部でされているので、案外軽油ニーズが高まるかもしれませんね。

経営者の高齢化

もう一点。経営者の高齢化があると思います。または、経営面での後継者不足。
地域で必要なことは明らかだから、できる限り経営を続けてきたが、経営者自身が高齢化し、気力・体力・経済力ともに維持が困難になっている可能性です。


住民経営によるガソリンスタンド

これは書籍ではまったく目にすることができませんでした。唯一近いものは、買い物難民について書かれた書籍。これは少し参考になりました。

なので、事例は主にWebから収集。


  • 安芸高田市:美土里町、川根振興協議会(広島県)
  • 泰阜村(長野県)
  • 真庭市(岡山県)
  • 高知県(土佐町、大宮産業)
住民経営で行くとしたら、上で書いた「仕切り格差」などはある程度頭に入れておく必要があるでしょうね。
でなければ、施設整備等に補助金が入ったとしても、後の経営が続かねば意味がないですから。

いろいろ大変な状況ではありますが、おそらく重要だろうと現時点で考えているポイントは、「住民経営」のお店を、地域の人達がどれくらい”我がこと”として意識できるか、にかかっていると思います。
言い換えれば主体的に考えられるか、ということ。「自分は安い店で買うよ」という人が多ければ、維持はやはり難しいでしょう。

いろいろと考えることが多いですね。

2013年9月11日水曜日

℃-uteの日in武道館の様子


泣いた。

舞美ちゃん、泣きの刹那に最高の笑顔。

武道館(9/9)に参加して、今思うこと

こちらも合わせてお読み下さい → ℃-uteは最高のパフォーマンスを見せてくれました@武道館(9/9)

9月9日の武道館公演についてもう少し細かく、自分の思いを整理しておきたい。

とは言え、切り口がないと厳しいので5人のメンバーごとに、すすめてみる。


■□矢島舞美

言わずと知れた℃-uteのリーダー。そして、自分のハロプロ全体を通じての(すなわち全アイドルの)イチオシ。

今回のライブは、これまでの何回かのライブ等経験を踏まえて、それなりの予習復習をして行ったのでほぼ曲は把握できた。
しかし、この舞美ちゃんメインの『夏dokiリップスティック』が流れた時には、嬉しかった~。これ生で聞けるなんて……思わなかったよ。

それと、アンコールでの『キャンパスライフ』ね。個人的に、この曲で舞美ちゃんと愛理が「好き 好き 好き~♪」のところでやる振り付け(指でハートを形作る)がツボで、すごく好きな曲。
これが聞けたのは本当に良かった。

MCでは涙で声が詰まるシーンもあり、ここまでの約10年間けっして平坦ではない道のりを「リーダー」という立場で支えたり切り開いたりしてきた舞美ちゃんの思いを推し量ると、本当にあなたがリーダーだったから今℃-uteはそこに立ってるんだよ、と伝えたくなりました。
グイグイと引っ張るタイプではなく、優しく微笑みながら寄り添ってくれる。そんなリーダー。
天然と言われながらも実はしっかりと考えているリーダー。

愛すべき駄文と言われる長文ブログも、舞美ちゃんの大きな武器。

黒髪ロングの美女ということで好きになった舞美ちゃん、その性格、スキルを知るにつれてハマってしまいました。


グッズ販売では、ついつい舞美ちゃんパーカーと日替わり写真を購入してしまいましたが、後悔はない。


■□中島早貴

ネットでは「nksk」だったり「なかさきちゃん」だったりしてますが、今のところ「なっきぃ」がもっとも普及している呼び名。
なぜ「なかさきちゃん」から変わったのか、今回の武道館ではじめて知りました。

「なかさきちゃん」というのは、なっきぃの中では「ダメだった頃の中島早貴」の象徴のようなんです。

人見知りで、泣き虫で。そんな「なかさきちゃん」が、℃-uteであろうとするうちに“べらべら”と大勢のファンの前で喋れるようになった、と。
まいまいや岡井ちゃんいわく、なっきぃは泣く前兆がわかりやすいらしい。鼻の頭が真っ赤になるんだとか(笑)

そんななっきぃが、ど頭に持ってきた『kiss me 愛してる』での煽りをやるんだから、すごいよねぇ。

今回のライブではしょっぱなから泣いてるっぽい表情の連続。会場がサイリウムで青一色になる場面もあったりして、愛されキャラを実感。

後述する愛理やまいまいとはまた違ったスタイルの良さがあります。個人的にはなっきぃのスタイルの方が好み。

ラジオのパーソナリティも務めます。


■□鈴木愛理

℃-uteのエース。はじめてライブを体験したのは、現場ではなくてライブビューイングでしたが、愛理の歌唱力の高さと、終盤に入っても落ちないスタミナには本当に驚きました。スタイルも半端ないです。

その後知った彼女の為人は、そんなスキルの高さとは裏腹に、どこか自信なさげな、飄々ともちょっと違う所在ない存在感でした。
今も雰囲気はとっても柔らかくて、いわゆる「ふがふが」な喋りなんだけど、歌には自信が感じられるようになっていると感じました。

個人的には、アンコールの挨拶の時に話した、誰もいない自宅に向かって大きな声でお礼を言ったら一人泣けてきた、というエピソードに愛理らしさを感じ、「ええ子やぁ」と嬉しかった。

あ、もちろん今回のライブでも歌唱力は圧倒的。
どうやら昔は距離があった岡井ちゃんとのデュエット曲『悲しきヘブン』なんかは圧巻ですし、a cappellaでのリードボーカル?ってのかな。あれも流石、ハイパフォーマンス℃-uteを代表するボーカリストの存在感抜群でした。

10日のテーマトークでは、距離があった頃の辛いことも話したようですね。


■□岡井千聖

℃-uteのムードメーカー。
映像で見る限り、少しだけころころした子なのかなと思っていた。そんな時、握手会に当選して参加。生岡井ちゃんと握手する段になってまじまじ見てみると、すんごいスリム。
めちゃめちゃカワイイです。

そんなカワイイのに、今回のライブでは「みんな可愛い中に自分みたいなのが入って~」という趣旨のことを言ってて、それがまたかまってちゃんな感じじゃないんだよね。
普段は空気読んで言わないけど、実はそう思ってます的な本音が漏れた感じで。

たしかに美人系統ではないけど、本当に可愛らしいいい子。映像見てると「バカだな(笑)」と思うことは多々あるけどね。
昔の写真をみると、ぶっちゃけ「少年」なんだけど成長して今はカワイイ女の子。

で、岡井ちゃんは実は愛理に次ぐといっていいくらいのボーカリスト。声質が違っていていい味出すんだ。
今回笑えたのは、テーマトークで「小さな嘘」を「いろんな忘れ物をしてそれをごまかす嘘」というエピソードを話した後で、自分パートの歌詞が飛んでしまった、という(笑)


■□萩原舞

℃-ute最年少メンバー。10日のテーマトークでは、どうやら以前℃-ute卒業を考え、実際にマネージャーやメンバーに伝えていたらしいことが判明。
これには驚きました。

個人的な感想として、ここ数年まいまいは低迷しているというか迷走?してるような感じを受けてましたが、この1,2年で急激に良い方向に成長している気がします。ビジュアルもきれいなお姉さんになってきてます。愛理とともにスタイルが抜群に良い。
何よりフランスで大人気だったらしくて、それが本人的にいい自信になったんじゃないかな。

今回のライブは歌唱も安定していて、最新アルバムのまいまいフィーチャー曲もしっかり歌いきった。
ちなみに、今回のアルバムで今のところ一番気に入っているのがこのフィーチャー曲『涙も出ない 悲しくもない なんにもしたくない』です。
タイトルからは想像できない曲。

まいまいはこれからもまだまだ伸びると思うので、その分℃-uteも伸びることになる。
『SLAM DUNK』で花道が晴子さんに言われたのと同じこと。


全体を通じて

あれが聞きたかった、これも聞きたかった、というのはあれど、全体的には大満足でした。
もちろんサプライズのBerryz工房登場も含めて。
ベリ登場を批判的に見ているファンもいるようだけど、最近になってライブ参加している自分としては「ベリキュー」が見れたのはやはり嬉しい。
何より℃-uteはベリなくしては成立していないし、逆も又然り。

およそ10年の振り返り的な位置づけである今回、ベリの登場は必然と言って差し支えないと思います。
Berryz工房の武道館公演、ぜひ行きたい。

また、オープニングアクトを務めたjuice=juiceはカリンちゃんさんが骨折で動けない中、しっかりとパフォーマンスをして盛り上げました。
お気に入りのゆかにゃん、可愛かったです。

神聖なるペンタグラム、トレジャーボックスと来て今回の武道館なんですけどね。この短い期間でも変わったなと気づいたことが一つあります。
それは、会場にいないteam℃-uteへの気遣いの表し方、というのかな。
もともと℃-uteってそういう気遣いがあったんだけど、コメントとして発信するのはリーダー舞美ちゃんの言葉が多かった。それが、今回はたしか愛理が、「ここには来れないけど応援してくれてる皆さん」みたいな表現で触れていた。
舞美ちゃんだけじゃなくメンバーみんなが、今目の前にいるteam℃-uteの後ろにたしかに存在している人たちをしっかりと認識して、大事にしてくれている、ということが感じられるようになったな、というのが変わったと感じる点。

これだけはまれる℃-uteをしつこつプッシュしてくれた友人には密かに感謝しているけど、絶対本人には言わない(笑)


とにかく、武道館にたどり着いたのは、3人の相次ぐ卒業があっても、残った5人が誰も投げ出すことなく℃-uteであり続けた結果だということ。
そして、そこにteam℃-uteのひとりとして言えるのは、ただただ「ありがとう」と「これからも着いていきます」ということ。


こちらのブログもいいですよね。

「℃-uteはモーニング娘。を超えなければならない」


8 Queen of J-POP(初回生産限定盤A)(DVD付)
℃-ute
UP-FRONT WORKS (2013-09-04)
売り上げランキング: 149

2013年9月10日火曜日

℃-uteは最高のパフォーマンスを見せてくれました@武道館(9/9)

良かったらこちらも合わせてお読み下さい → 武道館(9/9)に参加して、今思うこと

ここ数日のツイートはほぼ℃-ute武道館単独公演に関連するものばかり。

そう。9月10日は公式に℃-uteの日として認定されていて、今年の℃-uteの日は、℃-uteとして初の単独武道館公演。
本番である9月10日のチケットはソッコーでソールド・アウトしてしまい、9月9日を前夜祭とした2Daysになったのが、今回の流れ。

そして、自分は例に漏れず10日、すなわち今日のチケットは落選し、昨日の前夜祭に当選・参加しました。

武道館公演を体験して、いま思うことは「℃-uteを好きになって良かった」ということ。
これにはteam℃-uteも含んでいます。
※team℃-uteとは、いわゆる℃-uteファンやスタッフも含めた総称。


自分のこれまでのそれほど長くはないが、それなりに生きてきた人生の中で彩ってきた音楽を割合として示すと、

80%:CHAGE and ASKA
10%:その他邦楽(主にサザン、山下達郎、山崎まさよしなど)
10%:洋楽

です。


しかし、今後の人生を彩ってくれるであろう音楽を割合で示すと、

70%:℃-ute中心にハロプロ
20%:CHAGE and ASKA
 5%:その他邦楽
 5%:洋楽

という感じになりそう。
CHAGE and ASKAが低いのは、例のことがあるから、ではなくておそらく新譜は今後もゆっくりでしかないだろう、という見込みによる。あとはライブもそう。

アイドルをバカにしてる輩は本当に一度でいいから℃-uteコンサートを体験してみてから、もう一度判断してもらいたい。

歌唱もダンスも、ビジュアルも、ファンに対する心遣いも、本当に質の高い最高のアイドルです。

言っちゃあなんだけど、そんじょそこらの世間的に売れてるその他「アイドル」やアーティストよりも楽しい時間を過ごせること請け合い。

アイドルだろうとアーティストだろうと、ライブで魅せることができない人には惹かれないけど、℃-uteは最高です。


と言いつつ、自分は℃-uteについては新参もいいところ。
でも、今回のライブは泣けた。およそ2時間半で2,3回目を拭った。

℃-ute最高!!!

2013年9月2日月曜日

走行中にタイヤがパンク

暑かった夏がはやくも過ぎ去ろうとして数日。

朝晩めっきり涼しくなってきて秋を感じます。こうなるとあっという間に冬がやってくるんだろうなーと思い、スタッドレスタイヤを今年交換しないとヤバイかな?なんて思ってました。

そしたら、です。

今日デジカメの充電器を買いに出たら、走行中に金属破片を踏んでしまったらしく、タイヤがパンク……。
おいおいおいおい。スタッドレス買わなきゃならないというタイミングでなんでノーマルタイヤまで変えなきゃならんのか。。

仕方なく、1本交換の値段を聞くと2万くらい。4本セットだと6万だというので、4本まるまる交換しました。
まあ、10万キロ近く走ってきたタイヤなんですり減っていたのは事実。いいタイミングといえばそうなんだけどね。


しかし、あんな金属破片がなんで落ちてたんだ?

途中からなんだか左後方から変な音とコントロールが少し悪いかなと感じていたけど、まさかパンクとは思いもしなかった。


ま、新品のタイヤになったんで、しばらくは安心して走ることができるかな。でも金属破片踏んだら意味ね~なー。

気をつけましょう。

寛容な社会がいい

この記事のタイトルだけ読んで思い出した。



この前、大学時代の恩師と久しぶりに会った、と書いた。その時に、今の大学の雰囲気や社会を覆う空気についてひとこと「寛容でなくなってるなぁ……。」とつぶやいておられた。

具体的には、大学研究室でギターを多少控えめに弾いていたら別の研究室の先生から苦情が出た、という話があったり。
これって、たしかに自分が居た頃の大学や研究室界隈だと、それほどうるさくいうことはなかったと思う。

寛容さがなくなっているのはなぜなんだろう。
一人ひとりが時間におわれているから?常に成果を求められているから?自分は集中したいのにギターが聞こえるとイラつくから?

なぜ?


こういう厳しすぎる社会と、だれも責任をとらない社会というのは表裏一体じゃないかと思ってる。

不寛容であることは、他者への関心を持たない社会へとつながる気がします。

匿名性の高いネットだと、つい正義感が強くなって、普段だとそこまで言わないことでもしつこく追求したりしてしまいます。
ただ、正義感が背後にあろうと、誰かを社会的に攻撃することはあまりいいことではないなーと思います。

「そんなことをするバカは社会にでる前に叩いておいた方がいい」ということも見ますが、たぶんそれで反省してどうにかなる子じゃないんだと思うんですよね。


もう少し、寛大なココロでいたいし、寛容な社会の方が結果的に暮らしやすいんじゃないかと思います。
こんな時代、いつ自分が「たたかれる」側になるかわかったもんじゃないですし、弱っている時にさらに弱らせる社会がいいのか、それでも「大丈夫だよ」と勇気づけてくれる社会がいいのか。

自分は後者を望みますし、きっと多くの人は後者だと思います。