2013年9月28日土曜日

月が近づけば少しはましだろう|ASKA

ASKAの歌唱力そのものと、生きることの困難さとそれでも前を向いて歩くことの大切さを知ることができるいい映像がありました。

『月が近づけば少しはましだろう』


身体を時によじり、大きく反らせてマイクから離れながらも、その圧倒的な声量はその場にいない、映像をとおした自分にも届いてくる。

本当にASKAの歌は心に届く。
この曲が発表された当時はまだ若く(幼く)、歌詞の意味やそこに込められた思いなどはわからないことが多かった。
でも、もう20年近くファンを続けながら年を取ってきた自分も、いろんな経験をしてきた。
その中では、当然に傷つくこともあったし、本当は望んでいなくても人を深く傷つけたこともある。それで憎まれていてもおかしくはない。

でも、そういう事情は当人同士しか結局のところ理解できない……のだが、第三者が知ったふうな顔で何かを言おうとする。

一般人でさえこうなのだから、ASKAはそういうことが多かったのだろう。実際、マスコミを一時嫌っていたことは書籍にもあったし。
言葉とは、それほど相手を傷つけてしまうものだ。

傷つけ、傷つけられ、少し弱くなるけど、少し寝てしまおう。寝て、起きればまた少しリセットできて、ちょっとだけ回復しているはず。

自分も、弱くなったときには寝ることでやり過ごしてきたことが多い。どれだけ辛い状況でも寝て起きると、ほんの少しだけ気が和らぐ。そう。月が出る夜になれば、少しはましなんだ。気分も落ち着くんだ。

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