どうしても対比して書かれることが多いのですが、決して対立するものでも、比較するものでもないと思います。
田舎には田舎の良さと価値が、都市には都市の良さと価値があって、それは相互に補完し合うものでしょう。
こういうテーマで考え事をする時、頭のなかに流れてくるテーマ・ソングがあります。
それは、CHAGE and ASKAの『NO PAIN NO GAIN』です。
なぜこの曲なのか。
その理由は、歌詞の中の一節。
no pain no gain
積み木のような この都会(まち)も動いている
田舎暮らしを推奨するとき、得てして「都会は暮らすところじゃない」みたいな言い方をされます。
この言い方がどうしても自分にはひっかかります。
何か棘が刺さったような気がしていました。
それって何なんだろうなーと思ってましたが、この曲を口ずさんでいるときに、「あ、こういうことだ」と気づいたんですね。
それが、田舎の人間からすれば味気なく見える、高いビルとガラスとコンクリートが大半を占めるまさに“積み木のような”都会の街も、よく見れば多くの人が住み、笑い、泣き、怒っている。
そういう部分を、ふわっと指摘できるASKAの詞はステキです。
以来、気持ちが弱ったり疲れたりした時には、この曲がビタミン剤のように効きます。
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