館内には僕を含めて男性2名と若い女性2人組が2組。
いやー、空いてる空いてる。
まず一応表明しておきたいのは、主演の一人である前田敦子(あっちゃん)にはまったく興味がなく、むしろそこが引っかかって、見たいけど見たくないというジレンマにありました。
この点については結果的に、あっちゃんなかなか良かったじゃん、という感想。
さて、イニシエーション・ラブですが、乾くるみの原作によるもので、けっこう有名みたいですね。
僕は超映画批評で絶賛されているのを見て、まず原作が気になったので読んでみたのです。
■原作について
原作を読んで、「もう一度読みたくなる」というアオリは伊達じゃないな、と感じました。
読み進めている最中、日付はむとんちゃくに読み進めてたし、人名は作中のトリックで忘れていた部分もあって、たしかにラスト2行で「え?!」と思い、もう一度確認のために読みなおしたりしました(笑)
ただ、この原作を読んだからこそ、これを映像化するのは無理じゃね?と思いましたが、超映画批評がトリックを絶賛していたので、どんなトリックなのかをどうしても確認したくて今回映画館に足を運んできましたとさ。
■映画について
まず映画を見終わって1日たった今思うことは、できれば原作を読まずに見に行った方がいいよ、ということ。
原作を読んでいても十分に楽しめるんだけど、これは本当に知らない方がいい。
僕自身はけっこうネタバレしてても楽しめるタイプだから、これまでも見てない映画についても感想を聞いたり、ネットで見たりしてたんですが、これは思い返すほど知らない方がより「マジか!?」とおもえると思います。
知ってるとね、肝心要のトリック部分が素直に飲み込めなかったのが実際のところ。超映画批評は、なんでこれをあんなに絶賛していたんだろう?と思ってました。いくら何でも無理筋だろう、と。
で、時間が経って冷静に考えると、トリックを知らずに見ていたら、と仮定したらきっと何の疑問も持たずに映画に入り込めたと思います。それは、あたかも原作で感じた作品世界への没入感です。
この映画を魅力的にしているのは、まっさらな目で見れば、あっちゃんと木村文乃でしょう。
あっちゃんは演技が上手い感じじゃないけど、それが逆にこの映画ではいいポイントになっていたと思います。
演技してます、という感じが結果的に本当にいい演技になっててある意味キャスティングの妙が光ってます。
彼女の出演作ぜんぜん知りませんが、キスシーンやベッドシーンもある程度しっかりと取り組んでいて、その点はいいなと思いましたが、彼女のヲタは憤死するんじゃないのかと余計な心配をしてしまいました。
木村文乃は実に魅力的。
女性って怖いなと思うのか、こういう愛もあるよねと思うのかは、人それぞれ経験によるところが大きいんじゃないでしょうか。
僕自身は、女性は怖いと思ってるので、超映画批評から一文借りておくと
うぶな男性には相当きついだろう。とのことなので、ラストで衝撃を受けすぎないようにご注意ください。
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